えすのおと

16歳の現役高校生 “えす” のブログ。

起立性調節障害になり、地獄のような日々を過ごした中学時代。


 

昨今の件は、本当に申し訳ありませんでした。

 

今回は、今に至るまでの中学時代のことを話そうと思います。

 

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私はとにかく真面目でした。

中学に上がって、心機一転頑張るぞ!とか思っちゃうような真面目な人間でした。

 

小学生の頃から勉強はさほど出来なかったけど、

とにかく気合いが入っていたので頑張りまくって、

最初の中間テストで学年20位という自分的にはかなりの好成績を獲得。

 

幸先のいいスタートと言えるでしょう。

 

 

しかし、その無理が祟ったのか、急に朝起きれなくなったんです。

いや正直そんな無理していた記憶は無いんだけど。

 

 

どう足掻いても起きれなくて、学校は遅刻しがちに。

 

ほぼ毎日遅刻。

2、3時間目から登校することが多くなって、

時には午後からの登校になる日もあった。

 

遅刻すると、多くの先生がいる職員室に1人で行って

「1年A組の〇〇です。」なんてことを言わなければいけないので、

昔から人見知りで喋るのが苦手な人間としては非常に嫌だった。

 

嫌だったけど、それでも起きれなかった。

 

 

遅刻で授業を受けれなくなり学力は低迷。

大事なテストの日ですら起きれず、成績も落ちる。

 

毎日 職員室に顔を出し、

先生と一緒に教室まで行く。

 

教室に入る時はなかなか居心地が悪かった。

 

小学生の頃から疎外されない、というか疎外しちゃいけない、みたいな

そんな空気を兼ね備えていた人間だったので

遅刻してもイジメられたりすることは一切無かった。

 

けど、もうこの生活に疲れていた。

 

 

母にも焦りが見え始め、

人が変わったかのように狂って、もう完全に精神が壊れていた。

 

どんな体調なのか言葉で説明してと言われるが、

自分でもよく分からないし、言葉で表現できなかった。

 

 

ある日、いつものように遅刻で乗り込んだ車内。

 

緩い下り坂。

 

怒っているというか、もはや狂った母が、

いきなりもの凄いスピードを出した。

 

車の中でも その凄まじい速度を感じた。

 

速度メーターを見ると、100km。

 

その時は本当に「死」という文字が頭をよぎった。

 

 

人間って極度の焦燥感や不安感に襲われると、

ドラマの登場人物みたいになっちゃうんだ、と実感した。

 

親子共々どんどん負の方向へと進んで行っていた。

 

 

ある日、病院に連れて行かれた。

 

そこで大きな病院の紹介状を書かれ、検査へ行った。

 

予約時間を過ぎても全く呼ばれる気配が無く、

3時間ぐらい待たされたので、ここの病院はどうなってるんだと思った。

 

 

その頃の記憶が曖昧で覚えていないのだが、

行ったり来たりを繰り返した結果、

 

起立性調節障害 と診断されたのだ。

 

起立性調節障害とは、自律神経失調症の一種。

身体的な症状としては朝起きれない・めまい・立ちくらみが一番多くみられ、

その他にも動悸・息切れ・睡眠障害・食欲不振・腹痛・頭痛・倦怠感など

人によりさまざまな症状が現れる。

午前中に体調を狂わし、午後になると改善する症状もある。

 

障害で起きれなかった、と私が言うと何だか言い訳っぽいが、

簡単に言えばそういう事だったのである。

 

 

中学2年になり、

体調が改善してきて 朝からの登校ができるようになった。

 

何か変化を求めていた私は委員会をやる事となった。

 

でもその直後に また体調を崩し、

委員会の仕事には1回も参加できないまま任期満了。

そんな人間 今までの中学の歴史の中で自分だけなんじゃないか、と今になって思う。

 

 

夏の野外学習には先生からの強い要望もあったので途中から参加したが、

そのあと学校に行く事はなくなり、私はれっきとした不登校となった。

 

 

でも本当に辛かったのは そこからだった。

 

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不登校になり、本当に何もない生活になった。

 

休日も祝日も、夏休みも、冬休みも、何も関係ない生活。

 

一見すれば天国であるが、

真面目な私は そこを許容する事ができなかった。

 

学校がある日に出掛けるってどうなのか。

 

 

周りの目を気にした結果、

いつの間にか、家から一歩も出られないようになっていた。

 

 

1日中、光を浴びない生活。

 

朝は起きれず、常に頭痛にだるさに襲われる。

 

本当に何も無い。

 

ただただ、息をしながら生きているだけ。

 

お風呂に入るのも、歯を磨くのも、

起きるのも 立っているのも 動くのも、

 

何をするのも面倒で、疲れるから嫌になった。

 

そんな自堕落な生活を送っていたら、

従兄に「社会不適合者」だと言われた。

 

祖父にも影口を叩かれ続けた。

 

 

自分自身に価値を見い出せなくなる。

 

生きている意味すら感じなくなってくる。

 

 

常に「死にたい」と思っていた。

 

想像力が豊かだから、

自殺のシチュエーションすらも容易に考えられた。

 

首吊り、溺死、包丁で自分を刺す。

 

どれも苦しそうだった。

 

やっぱり高所からの飛び降りが1番楽なのではないか。

 

飛び降りる自分。

 

辺りに飛び散る自分の血。

 

騒然とするマンションの住人たち。

 

 

自分が今ここに生きているのは、

行動力が無かったからという、ただそれだけの事。

 

 

この時期を一言で表せば、まさに「地獄」だった。

 

どん底まで落ちた。

 

決して物理的な話ではなくとも、人生の終わりを感じた。

 

 

そんなとき家に来たのが、さくらだった。

 

 

誰もがドラマの主人公のように生きれる筈がない。

 

運命の出会いなんてキレイ事は存在しない。

 

でも確かに さくらとの出会いは運命であって、

さくらが居たから私はここまで回復できた。

 

 

この「柴犬さくらの生活日記(現えすのおと)」は、

私を救ってくれた1匹の犬の為にあるブログなのです ーーー

 

 

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すいません。

 

 

 

最後までご覧頂きありがとうございました。

 

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