えすのおと

16歳の現役高校生 “えす” のブログ。

~星野源は大人になってしまった~ エッセイ集「いのちの車窓から」を読んでみた感想。


 

どうもどうも。

YouTube活動で1年掛けて稼いだ金額に

ブログでは4日で到達してしまったことに強い悲しみを感じている作成者ですw

 

いやー何だか悲しいですよ。悔しいですよ。

今までの1年は何だったんだ感がすごいですよ。

 

YouTubeは閲覧数の 1/10 が収益になるけど(円換算で)

ブログは閲覧数の 1/2 ぐらいなのでその差は歴然。

 

 

ブログを収益化する際に、

YouTubeで1年掛けて稼いだ金額を帳消しにする必要があって、

止むを得ず今までの努力を抹消したんです。

 

それをまぁまぁ後悔してたんだけど、

たったの4日でその分を取り返しちゃうっていうw

 

嬉しい事ではあるけど、なんか複雑です。笑

 

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先月、3月30日。

 

星野源さん(以下敬称略)のエッセイ集、

その名もいのちの車窓からが発売されました。

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私は2013年に出版された前作の『そして生活はつづく』を読み、

それがめっちゃ面白く、自分の中の好きな本ランキングでトップに立つほどだったので

今回のエッセイ集の発売が決まったときは即、発売日を手帳へと書き込みました。

 

☆前作の感想はこちら。↓

 

しかし発売当日、うっかり買いに行くのを忘れてしまい、

気付いたあとも行動力の無さが災いし買いに行けず・・・。

 

だがここで立ち止まっていてはいけない!と

高校の面談の帰りに本屋へ寄り、やっと購入!!

そして相変わらず店員の「カバー付けますか?」に対してNOと言えない自分・・・w

 

 

今回は読んでみた感想などを綴っていきます。

 

 

 

本書「いのちの車窓から」の紹介

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大注目を浴びる、星野源。

彼が紡いできた風景、心の機微 ーーー

星野源の魅力、そのすべてがわかる、

誠意あふれるエッセイ集

ドラマ「逃げ恥」「真田丸」、大ヒット曲「恋」「SUN」、「紅白」出演。

怒涛の毎日を送るなかで、著者が丁寧に描写してきたのは、周囲の人々、

日常の景色、ある日のできごと・・・・・・。

その一編一編に鏡のように映し出されるのは、星野源の哲学、そして真意。

本書の帯より引用

 

本書「いのちの車窓から」は

星野源が雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載してきた28のエッセイに、

2つの書き下ろしエッセイを加えた全30作のエッセイ集。

 

各エッセイのタイトルがこちら。↓

 

・いのちの車窓から

・多摩川サンセット

・怒り

・電波とクリスマス

・友人

・作曲をする日々

・一期一会

・人間

・SUN

・ある日

・文章

・HOTEL

・ROOM

・武道館とおじさん

・人見知り

・YELLOW DANCER

・「おめでとうございます」

・寺坂直毅

・柴犬

・メタルギアの夜

・YELLOW VOYAGE

・コサキンと深夜ラジオ

・細野晴臣

・ある夜の作曲

・大泉洋

・ゲームで

・恋

・新垣結衣という人

・夜明け

・ひとりではないということ

 

 

 

・・・柴犬!?!?

結構な数あるから分かりにくいと思うけど、中盤ぐらいに「柴犬」の文字が!!

 

私も最初に目次を見たときは驚きました。

え!?なんで柴犬!?!?ってw 興奮しましたw

 

 

各エッセイごとの感想。

 

その“柴犬”も含めて、

各エッセイの中で特に印象的だったものの紹介・感想を書いていきます。

 

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いのちの車窓から

 

本のタイトルにもなっている、つまり表題作。

この「いのちの車窓から」の意味についても言及されていました。

 

人生は旅だというが、確かにそんな気もする。

自分の体を機関車に喩えるなら、この車窓は存外面白い。

 

近視で仕事以外のときは基本メガネを掛けている星野源は、

何を見るにしてもどこか窓の内側から眺めているような気になるらしい。

 

本書はその「いのちの車窓から」見えた人を、風景を、

丁寧に描写したエッセイである。

 

 

機関車、って言うと「時よ」への関連性も感じますね。

【星野源】「時よ」歌詞の意味&解釈 車掌ダンスが楽しいポップソング♪ : スピタメウォッチング

 

 

怒り

 

星野源のLIVEにバンドのメンバーとして参加した

ダウンタウン浜ちゃんの息子・ハマ・オカモト。

 

互いによく自分の怒りをぶつけ合うのだが、

その時に「ヘビーな怒りエピソードほど面白く、笑えるように」

という暗黙のルールがあるそう。

 

私は本気で怒る事はないし(疲れるし、面倒だし)

怒るぐらいなら笑いを生んでみろよと考えているので

この話は共感したと同時に素晴らしい!って思いました。

 

 

友人

 

病気の療養中、寂しさのあまり普段やらないTwitterを始めた星野源。

 

・自分の名前や情報は絶対に出さない。

・ポジティブなことだけを書く。

・批判、批評は一切書かない。

・嘘は書かない。

 

という4つのルールを定め、偽アカウントでの活動を行った。

 

 

最終的にはちょっとした挨拶をするだけの友人が20人もでき、

今でも あのとき助けてもらったことを感謝しているらしい。

 

私もそれと同じで皆さんに支えられている訳で、

本当にありがとうございますという、一言であります。

 

 

人間

 

故・中村勘三郎さんの話を基に作られた曲「化物」について。

 

そして笑福亭鶴瓶師匠が発した

「人間は死んだら終わり」「人間は死んでも終わりじゃない」という2つの言葉。

 

何とも深いお話。

 

 

ある日

 

このエッセイはある1日を綴ったものだが、

印象的だったのが星野源がYouTubeで音楽を聴くという事。

 

音楽家と言うとなんか高級なスピーカーで聴いてそうなイメージだが、

あくまでもリスナーの目線に立って、

そこに向けて曲を作る彼の姿勢が窺えた一幕でした。

 

 

文章

 

歌手・俳優・文筆家など

多彩なジャンルで活躍する星野源は、なぜ文章を書くのか。

 

そう質問されると基本、ある作家への憧れと答えるそうだが、

実際の理由はメールを書くのがものすごく下手だからというもの。

 

彼の文章は、芥川賞を獲るような人たちとは違って、

気取らない、飾らない、比較的に一般人に近い雰囲気がする。

 

 

え?私はなぜ文章を書くのかって?

 

え、あ、あ、え・・・分かんない。笑 (1番最悪な回答w)

 

 

人見知り

 

ドラマ「コウノドリ」の現場での話を交えながら、

人見知りだと思う事をやめた自分について語る。コウノドリは毎週見てました!

 

私もいつも言っているとおり人見知りなんだけど、

・・・何でだろうね?何で人見知りなのか分かんないです。考えてみると。

 

とりあえず人と話すのは好きじゃないですけど。

 

 

「おめでとうございます」

 

紅白初出場が決まったときの話。

 

我々視聴者から見てもあの場所は眩しいが、

歌手からしても紅白は輝かしく、眩しい場所だという。

 

 

柴犬

 

さぁ遂に来ましたよ!w

今回1番の注目点であるエッセイ「柴犬」!!!

 

もう早く見たい!って気持ちがすごくて、

他のヤツを飛ばし読みしてでもここを見たいって気持ちで、

ただそれでもちゃんと順番に読むという私の真面目さw

 

 

カフェで座った席の隣に、飼い主に連れられて来た1匹の柴犬。

 

星野源は柴犬が大好きらしい。(何故か強調w)

 

毎日スマホで画像を眺め、

テレビで特集がやるとなるべく録画し、

一緒に生活していたらどんなに楽しいかと夢想する。

 

文章から察するに、なかなかのレベルに達した柴犬好きである。

私は画像も見ないし録画もしないですからね。まぁ既に実物がいるのでw

 

飼いたくて飼いたくて堪らないが、

1人暮らしかつ家にほとんど帰らないので断念。

 

もし飼ってしまったとしたら、

表に出る仕事を全てキャンセルし、在宅で出来る仕事にシフトするとまで言う。

 

そう、全ては寂しがり屋な柴犬の為に!!

 

 

いやー、ホントに良い人だわ。

 

そういう思考も良い人だと感じる一因であるけど、

とりあえず柴犬好き=良い人みたいな。笑

 

星野源の好感度がさらにグーーン!!と伸びました。

このエッセイは本書のために書き下ろしたものだそうです。

 

 

メタルギアの夜

 

発売日に購入したものの、

多忙により開封できなかったゲーム「METAL GEAR」。

 

購入から5ヵ月後、LIVEツアー中だったが状況が落ち着いてきたので

ようやくパッケージを開けて念願の初プレイを果たす。

 

そして楽しすぎて12時間も遊んでしまったという話。

 

 

私はリアルグラフィックなゲームが好きじゃないので

たぶんその「METAL GEAR」も苦手なタイプだと思うけど、

一流芸能人でもゲームに没頭するんだなー、と一種の感心を抱いた。笑

 

 

YELLOW VOYAGE

 

 何かしんどい時は、その全てが終わった直後を想像するという星野源。

 

すると まるでワープしたかのように、

しんどい状況が一瞬で終わったと感じるらしい。

 

一見すると現実逃避だが、

これが星野源の成功の秘訣だと思う。

 

 

大泉洋

 

大河ドラマ「真田丸」で共演した

事務所の先輩でもある大泉洋さんについての話。

 

大泉「ほら、あの曲なんだっけ? 2?4?」

星野「え?」

大泉「どうやら大ヒットしてるらしい君の曲だよ。4だっけ?」

星野「SUNです。」

 

っていうくだりが面白かった。笑

 

 

ゲームで

 

再びゲームの話。

大ヒットした「ポケモンGO」について。

 

子供は森林で虫を捕まえてた方が健全だ、に対して

架空のモンスターを捕まえてる方がよっぽど良いのではないかと提議。

 

 

私もふざけて下のような記事を書いたが、

 

ゲームだから何だっていいのである。

それを現実に持ち込まなければ何でもOKなのである。

 

やっぱり、ゲームは素晴らしい。

 

 

 

もはや知らない人は居ないのではないかという程に

大きな話題となった星野源の代表曲と言えよう楽曲、「恋」。

 

忙しさにより感じられなくなっていた季節。

その風情を再確認したときに出来上がったのが「恋」だった。

 

この曲はまさに、

本書のタイトルである「いのちの車窓から」に重なると私は思う。

 

 

新垣結衣という人

 

このエッセイが気になっていたゲス人間も多いのではないでしょうか。笑

 

タイトルの通り、大人気ドラマ「逃げ恥」で共演した

新垣結衣さんについて語ったもの。

 

褒められるのが苦手だと言う彼女に対して、

星野源は「本当に素敵な普通の女の子」と、エッセイで賛辞を送った。

 

この言葉の選定、・・・いいね。笑

 

ガッキーはですね、私のショートカット好きの証明でもありますよね。

髪が長かった時期に限ってはですね、全然好きじゃないんですよね。何故かね。

 

 

ひとりではないということ

 

本書での最後のエッセイ。

 

いのちの車窓を通して、自分がひとりではないことを感じながら、

人生という名の電車に揺られ進んでいく星野源。

 

いのちの車窓は、様々な方向にある。

現実は一つだけれど、どの窓から世界を見るのかで命の行き先は変わっていくだろう。

より良い方向を見よう、なんて説教くさい言葉だけれど、

それをやり続けるのは難しい。前向きに生きることは、本当に難しい。

予想もしていなかったような楽しくて嬉しい終着駅にたどり着けるように、

より良い窓を覗いていきたい。

それは現実逃避ではなく、現実を現実的に乗り越えていく為の、

工夫と知恵ではないかと思う。

 

電車が動き出し、よーいスタートと声がかかる。

車窓を見ると、曇天である空のはるか遠くに、雲の切れ目がぽっかりと空いていた。

クローズアップした僕の目の中には、見違えるような青空が見える。

 

この後は晴れである。

本書文中から引用

 

そう書き残し、本エッセイは終着駅へと到着した。

 

いや、違う。

これはあくまでも途中駅である ーーー(最後に謎の文章w)

 

 

前作「そして生活はつづく」との比較。 

 

さて、お次は前作「そして生活はつづく」と比較しながらの感想。

 

あのー、この記事のタイトルにもなっているんですが、

“星野源は大人になってしまった” と思うんですね。

 

前作が執筆されたのは2009年ごろ。つまり8年前。

星野源は20代後半ぐらいだろうか。

 

あの頃はまだ、何と言うか、

言い方は悪いけどバカ丸出しだったんですよ。笑

 

本当にくだらない、しょうもない話をする。

 

だけど笑える要素が満載で、

もうほとんどが笑いの意味での面白さだったんですよ。

 

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だがそんな星野源も36歳になった。

意外だった。30前半かと思ってた。もうすぐ40じゃん。

 

8年も経つと人は変わる。

 

今作は9割方 真面目な話で、

文章の書き方も妙に大人っぽくなっていた。

 

8年前の笑いの面白さとは打って変わって、

また違った面白さを表現していた。大人な面白さ。

 

私はまだその面白さを楽しむに至らない、至れていない15歳なので、

どちらかと言うと「そして生活はつづく」の方が好きでしたね。

 

☆前作はこちら。↓

 

ただ前作は1つの話が10ページほどだったのに対して、

今回は更に短い5ページほどなのでかなり読みやすいです。

 

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まとめ

 

以上が、星野源さんの新たなエッセイ集、

「いのちの車窓から」の感想でした。

 

私はやっぱりエッセイが好きかもしれない。

私の生きる道はエッセイなのかもしれない。笑

 

小説もいいけど長い1つの話を記憶しながら読み進めるのが大変だったりするから、

やっぱりエッセイですね。好きですねエッセイ。良いですね。

 

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表紙のイラストが「1」になっている事や、

あと あとがきでも正式に発表していたんだけど、第2巻も発売されるようです。

 

まだ雑誌で連載中ですからね。

第2巻も楽しみです。

 

是非お手にとってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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