駄文
ベッドの上。
枕とは逆方向に頭を向ける形で、脱力的な身体が横たわる。
グッと数秒間伸びをして、また力が抜ける身体。
背中に、乾ききった布団の厚みを感じていた。
急激な血液の循環のせいか、そのときの記憶はあまり残っていない。
そういえば、私のベッドは、方角で言うと南の方を向いている。
つまり、逆になると北東の、いわゆる鬼門の方に向く。
子供の頃、親にその方角を向いて寝てはいけないなんて教えられた記憶が蘇る。
当時はそんな些細なことが怖かった。
是が非でも、一瞬たりとも、そちらに頭を向けて寝転ばないように意識していた。
それから月日が経ち、そんなことは気にもしなくなった、15の夜。
ベッドの上、ただボーっと、枕とは逆方向に頭を向ける形で、横たわっていた。
最近、妙にスッキリしない日々が続いている。
ここ3日間は何1つとして事を為していない。
さすがの私も、少々焦りを感じつつある。
不登校時代は1年以上何もしていなかったことを考えると、成長とでも言うべきなのか。
焦りは禁物。
人間、焦るのが1番よくないと思う。
そう自分に言い聞かせつつも、どこか落ち着かない日々。
そのちょっとした焦りに反応してか、寝つきが悪く、眠りも浅い。
寄稿の依頼、2件。
どちらも緊急性はない。
だがそろそろやらねばならない。
ブログも書きたいことがたくさんある。
デザインの勉強もしたい。
床の間に鎮座している高校の課題の山からも、どことなく圧力を感じている。
1月初旬の締め切りは徐々に伸び、1月31日に。
半分は終わらせたが、間に合わなかった。
ただその半分はやったという、ある種の誠意を見せることで、予想通り期限は延長。
しかしそれ以降は一切手を付けていない、この怠惰さ。
相変わらず不器用な人間だなと、もはや可笑しく思えてくる。
落ち着いて一つずつ片付けろ。
それ以外に言いたいことは何もない。
ただこの身体は、そんな単純なことさえ聞いてくれないようだ。
まるでポンコツなロボットのよう。
そんな自分の不器用さを内心嘲笑いながら、今日はゆったりとお風呂にでも浸かろう。
珍しく入浴剤でも入れてみようかと思う。